ご利用のご案内・プログラムInformation

ご利用にあたり

電話相談について

薬物・アルコール・ギャンブルの問題を抱えた方々、またはそのご家族、ご親族、ご友人、同僚の方々を対象としています
薬物・アルコール・ギャンブル依存症から回復するためのご相談にのみ対応しています
お住まいの地域によって相談窓口が異なりますので、お掛け間違いにご注意ください

東日本相談センター 03-5800-5121

西日本相談センター 06-6433-5111

電話受付(平日のみ)8:30~18:30

カウンセリングが込み合っている場合は自動で職員の携帯電話に転送されますが、ご了承ください

沖縄ケアセンター入寮リハビリについて

薬物・アルコール・ギャンブル依存症から回復したいという意思のある方
原則としてご家族も当センターの主催する家族会(沖縄・東京・大阪にて毎月1回開催)でプログラムを受けることが可能な方
自立を目指し、他の利用者と協調性をもってプログラムに参加できる方
プログラムへの参加にあたり事前に面接を受けて頂き、プログラム参加への適否を検討させていただきます(面接項目参照)

※電話・メールによる相談は無料です。まずは一度お気軽にお電話下さい
※入寮に関する詳しい資料をご用意しておりますので、お気軽に資料請求下さい。

【NPO法人琉球GAIA】
TEL:098(851)3535 電話受付(平日のみ)8:30~18:30

事前面接

今後のリハビリを有効に進めるため、以下の内容についてお聞きします
(個人情報は本人の承諾なしに公開したり、他の機関に情報提供するといった事は、一切ございませんので、ご安心下さい)

基本属性 年齢、教育歴、職業等

対人関係 家族関係、一般的対人

感情の問題 抑うつ、不安、緊張など

薬歴 主な使用薬物、使用頻度(アルコールギャンブル等含む)

犯罪歴 前科、前歴、現在の裁判状況

治療歴 過去の通院、入院歴、処方薬の服用、精神疾患の既住歴

現在抱えている悩み(借金問題等含む)

個別のゴール設定

面接終了後、スタッフ、家族、本人で話し合い、今後の治療計画や目標を決めていきます。事前面接で当施設のプログラムが本人の抱えている問題に適さない場合、もしくは当施設で提供できないと判断した場合は、適切な機関を可能な限りご紹介致します

秘密厳守

当施設は利用者からお預かりした個人情報を適切に管理し、次のいずれかに該当する場合を除き、個人情報を第三者に開示することはありません

利用者の同意がある場合、または利用者が希望されるサービスを行なうために当施設が業務を委託する第三者に対して開示する場合
法令に基づき開示することが必要である場合(但し、当施設は利用者から違法性のある薬物等での相談を受けた場合でも、利用者の回復に重点をおいているため、警察、その他機関へ通報するといったことは一切ありません
本人が他者への殺意、危害を明らかに示した場合(やむをえず警察に通報することがあります)

今後のリハビリを有効に進めるため、本人の状況は、連帯保証人及び家族の方々に知らせることがあります

参加者の責任

共同生活を過ごす上で、当然要求されるルールやマナーを守って頂く以外に、特に当センターが定めている規則は以下の通りです

施設の建物・備品・車両等を破損した場合(意図の有無にかかわらず)修理にかかる費用を弁済して頂きます
暴言等、リハビリの目的から逸脱し、集団生活を乱す問題行動は慎しんで頂きます
スリップ(再使用、再飲酒、再行為)してしまった場合、スタッフと個別に面談したうえでプログラムの継続が可能かどうか判断します。場合によって解毒入院や他機関を紹介した上で移行して頂くことがあります
家族との連絡が必要な場合、スタッフ立会いの元、施設の電話で連絡を取ってもらいます
原則として知人、友人等への連絡は制限させて頂いておりますのでご了承ください
手紙のやり取りは制限させて頂きます
門限は午後10時30分となっています

以下禁止項目

暴力
施設内での薬物(合法・非合法問わず)の使用及び持ち込み・アルコールの飲酒及び持ち込み
他の入寮者への誹謗・中傷
所定の場所以外での喫煙・寝タバコ
ギャンブル・賭博等(施設内外問わず)
電話使用の制限及び無許可での携帯電話・インターネット・SMS・SNS等
利用者同士の金銭の貸し借り及び代理行為
無断外泊
知人、友人(異性含む)の施設への同伴及び宿泊

その他詳細は、面談の際に詳しくご説明させて頂きます。

入寮生活を始めるにあたって

入寮時に必要なもの

私物管理のスペースが限られているため、荷物は極力少なめにおさえてください。(バッグ1~2個程度)

保険証(施設で保管)
運転免許証
洗面用具、歯ブラシ、カミソリ、タオル
衣類、普段着、水着、バスタオル、フェイスタオル
スニーカー、ビーチサンダル
フィットネスジムのプールを利用される場合、競泳用水着、ゴーグル、キャップが必要となります
トレーニングウェアー、運動靴(外履き用、内履き用)
デイバッグ、もしくはリュックサック

※必要に応じて沖縄にて購入する事も可能です

持ち込んではいけないもの、及び必要のない物

オリエンテーションの際には施設の安全運営上、厳重に荷物の確認をさせて頂きます。
※利用者全員に実施している作業ですので予めご了承ください。
以下の物を持ち込んでいた場合は、施設で管理、保管、又は返送させて頂きます。

薬物及びアルコール類
危険物、銃刀類、爆発物
高級貴金属類、現金(通帳・クレジットカード・キャッシュカード類はお預かりさせて頂きます)
パソコン、携帯電話、タブレット端末、ゲーム類(電話・インターネット・SMS・SNSなどの使用は原則禁止しています)

※その他スタッフが不必要と判断した物は、施設で管理、保管、又は返送させて頂きます。

生活費

当センターでは金銭管理も重要なリハビリプログラムの一環と考えています。
毎朝スタッフより1,000円をお渡しいたします。内訳は主に昼食代、タバコ等の嗜好品です。

GAIA の1日について

以下はGAIAの大まかな一日の流れであり、実際にはその日の天気や、一人ひとりの体調や心の状態に合せて予定を組んでいきますのでご了承ください。

  • 08:15

    起床

  • 08:30

    集合

    通所の仲間は、この時間にGAIAに集合します。

  • 09:00

    掃除及び食事作り

    当番制で掃除や食事作りするのではなく、自主的に自分がやりたいと思うメニューを行います。

  • 09:30

    食事・フリータイム

  • 10:30

    各種ミーティング

  • 12:00

    夕食、翌日の朝食買い出し

    買い出しに行った人の希望で大体の献立が決まります。

  • 13:00

    ミーティング以外のプログラム

    午後は、ミーティング以外のプログラムの時間となります。サーフィンやシュノーケリングにフィッシング、ゴルフにジム、そして観光など、自分が参加したいプログラムに参加します。なるべく自主性を重んじるようにしていますが、人数の関係上必ずしもご希望に添えない場合もありますのでご了承ください。

  • 17:00

    夕食作り

    夕食作りも当番制ではありません。自主的に手の空いている仲間が協力しあって作ります。今まで食事の支度をしたことのない仲間も、GAIAでの食事作りに参加することによって、今後の自立生活に役立てていただけます。

  • 18:00

    終了

    夕食を食べ終わり片付けが終わり次第終了です。また明日の予定などもこの時に話し合うことがあります。通所の仲間は、この時間に帰宅となります。

  • 18:00~

    自由時間

    寮外で開催されているグループミーティングに行く仲間は、この時間から準備をはじめます。仲間同士で買い物に出かけたり、レンタルビデオ屋に行ったり、テレビを見たり、音楽を聴いたり、ウオーキングや散歩、ジムに出かけたり、自由時間となります。就寝時間は特に決めていませんが、明日のプログラムに支障が出ないように就寝して下さい。

プログラム

沖縄ケアセンターGAIA(以下当センター)が利用者の方々に提供出来るプログラムとして3つの事柄があげられます。

基本的な生活の習慣を身につけ、毎日規則正しい生活を行います

毎日同じ時間に起床、睡眠し、三度の食事を食べ、歯磨きをし、掃除洗濯をして、身の回りを整理し、アクティブに体を動かす。薬物の使用、アルコールの飲酒を続けるとこのような基本的な生活がおろそかになり、精神状態も悪化してきます。当センターでは基本的な生活習慣を取り戻すことが重要だと考えております。

対人関係の改善を図ります

薬物の使用、アルコールの飲酒をしている時期は上記のように生活が乱れて、精神状態も安定していません。人との関わり合いもおのずと乱れ、健全な人間関係が保てなくなります。集団生活を持続していくうちにお互いを助け合い、問題解決するような人間関係を構築する学習場所として施設への入寮は非常に有効な手段だと考えております。

回復に集中できます

自助グループに毎日通っても一日に限られた時間しか同じ問題を抱えた仲間と接することができません。入寮していれば仲間と長時間過ごす事が出来るので、効率的かつ回復の基盤を作るのには大変有効だと考えております。

依存症教育①
認知行動療法をベースとした再発防止教育プログラム

①アルコールや薬物の害について理解を深める。
②毎日を計画的に過ごし、アルコールや薬物の入りこむすきを作らない。
③「使いたい」という気持ちを上手にあつかう具体的な方法を身につける。
④回復の道のり全体を理解し、これからやってくる様々な問題にそなえる。
⑤再発の危険信号について学び、その合図に自分で気がつけるようにする。

以上の点について重点的に学び、依存症という【病気】について学んでいただきます。
病気の本質と回復について学ぶことにより、性格上の問題にも目を向けることが出来ます。
依存症は再発率が非常に高い病気であるため、事前にそのメカニズムを学ぶことにより再使用(再飲酒)を防止するためのスキルを身に付けていきます。

依存症教育①
12ステッププログラム

1939年創刊の、アメリカのアルコール依存症の相互支援グループ、アルコホーリクス・アノニマス(AA)のテキスト【ビックブック】をもちいて回復の過程を、12段階にわけて記した内容に沿って進めて行くプログラムです。

現在その【ビックブック】は世界中に翻訳され、世界160弱の国と地域で約220万人、日本では約2,500人~5,000人(現在もその数は増え続けている)の依存症の問題を抱えた方々の回復に貢献してきました。まさに依存症回復における中核的プログラムといえます。

依存症教育①
RDP(リカバリーダイナミクスプログラム)

RDPは主として依存症回復支援施設(中間施設、リハビリ施設、医療施設など)のために作られたプログラムで、このプログラムの基礎は、上記の12ステッププログラムからなり、歴史的にも十分な実績をもつ12ステップをリハビリ施設で効果的に使える様に翻案した革新的なプログラムです。このプログラムには大きく分けて3つの目標があります。

1番目の目標は、問題が何であるかを知ること=ステップ1
2番目の目標は、問題の解決策は何であるかを知ること=ステップ2
3番目の目標は、解決策を手に入れるための行動を起こし、結果を手に入れること=ステップ3~12

利用者の方々に対して、12ステッププログラムをより理解し易く伝え、実践を促していくプログラムです。

グループセラピー

グループセラピーの一種である、グループミーティングを用いて様々なテーマに沿って各自の経験や感情について話し合います。
薬物(酒・ギャンブル)と一体化していた依存症者の感情は、他人の感情はもちろん自分の感情にすら気づくことができなくなっています。
グループの中で、「話す」「聞く」ことにより、自他の感情に気付くことができるようになり、自分を知ることができるようになります。
また、グループの中での人との関わりは共感を育て、コミュニケーションスキルを身に付けるのに役立ちます。

スポーツプログラム概要

沖縄の恵まれた自然の中で楽しみながら体力の回復・増進を図り、サーフィンやシュノーケリング、ゴルフ、フィッシングなどのアウトドアスポーツやフィットネスジムなどを通じて仲間との交流を深め、一人の時も自由な時間を楽しめる新しいライフ・スタイルを獲得することを目的としています。そして自分が参加したいプログラムを利用者自らが日々選択して参加することで、決断力や自立心、目標達成力を高める効果があります。
GAIAではスタッフ対利用者の比率がとても近いため、柔軟に様々なプログラムを行える利点があり、こういった依存症回復施設では非常に稀な形態をとる事が可能となっています。
またGAIAのスポーツプログラムは強制的に参加させられるプログラムではなく、入寮直後の離脱期や体調が優れない時はしっかり休んで頂けるよう健康面や体力面にも配慮しています。

サーフィン

GAIAに来られたほとんどの方が、GAIAで初めてサーフィンをされる方ばかりです。
そして沖縄でサーフィンが出来るポイントのほとんどがリーフ(岩礁)ですが、島全体が海に囲まれているので、サーフィンの出来るポイントは多く点在しています。
しかしポイントは砂浜ではなくリーフですので、満潮時刻を中心として前後2時間しかサーフィンができません。そのためサーフィンプログラムを行う時間は毎日異なります。このように完全に自然のペースに合せて行動していくことは、自らの利己的さや、身勝手さ、自己中心などの問題を見直せる良い機会となります。
施設長やスタッフ、OBをはじめ、何人かの仲間が1からサーフィンを教え、また年に数回プロサーファーがサーフィンを教えにも来てくれます。
また泳ぎに自身のない仲間やリーフでのサーフィンは少し恐いという仲間には、ボディーボードも用意してありますので、ステップアップしていく感覚で沖縄のサーフィンライフをエンジョイしていただけます。

シュノーケリング

スキューバダイビングをする為にはライセンスが必要ですが、シュノーケリングは気軽に沖縄の美しい海を楽しむことが出来ます。
海の中を眺めていると、薬や酒、ギャンブルとは違った形で、健康的に自分の世界に入りこめます。また手軽に楽しめることも大きな魅力で、退寮後も末永く続けていける趣味となるプログラムです。
またシュノーケリングからステップアップしてスキューバダイビングにチャレンジしていただくことも可能で、その際は提携しているダイビングショップのインストラクターが丁寧に指導いたします。GAIAで海を好きになり、退寮後も足しげく沖縄にダイビングをしに訪れるOBもいます。

ゴルフ

沖縄は温暖な気候のおかげで一年中ゴルフを満喫することができます。冬でも天気がよければ半袖でのプレーも可能で、ほとんどのゴルフコースが海を見晴らす壮大なロケーションを持ち、コバルトブルーに輝く海に向かってティーショットを放つ爽快感が沖縄ゴルフの醍醐味です。GAIAでは初心者の方でもゴルフを楽しんでいただけるよう、パターゴルフ、ゴルフ練習場、ショートコース、ミドルコース、チャンピオンコースと、回復同様に段階を追ってレベルアップする事が可能になっています。
毎月1回、GAIA主催で仲間同士のゴルフコンペも開催するなど、こちらも退寮後に沖縄でゴルフをプレーしに訪れるOBが沢山います。

フィッシング

GAIAでは海釣り、夜釣り、船釣り、バス釣りなど様々な釣りを行います。沖縄の海には、本島にいない魚が豊富にいて、かつ温暖な気候のためにサイズも大きくなります。釣りをやったことがない仲間でも比較的簡単に釣果があがるので、GAIAに来て釣りに夢中になる仲間も大勢います。

スポーツジム

GAIAが法人契約を結んでいる県内最大のスポーツジムを利用して行うプログラムです。ジムでは、各個人別に合わせたプログラムを組んでもらうことが可能で、ジム内で開催されている全てのプログラムに参加できます(有酸素系、無酸素系の様々なマシンを使ったトレーニング、プールで競泳やエクササイズなど様々なメニューが用意されております)
GAIAへ入寮した時は疲弊しきっていた体が、みるみる変化していくことで、自尊心や、忍耐力向上に効果的です。退寮後も地元などにあるスポーツジムに通うのが日課になっているOBも大勢います。

大自然合宿 (毎月一回開催されるプログラム)

鳥類天然記念物に指定されているヤンバルクイナの生息地として有名な本島北部(ヤンバル)や国内最大の国立公園に指定されている慶良間諸島の民宿に泊まり、サーフィン、シュノーケリング、パークゴルフ、フィッシング、トレッキング、バーベキューなど、日常生活の場を変えて行うプログラムです。自然が多い沖縄の中でも更に自然が多く残された地域で、初めて参加される仲間の多くがその大自然の魅力に惹き込まれるGAIA随一のプログラムです。 こうしてGAIAでは日々のプログラムに対して変化を持たせることで、ストレス解消や、自分の中で起きている感情の変化に気付いてもらうことを促進しています。

レクリエーションプログラム(毎月一回開催されるプログラム)

毎月一回、県内リゾートホテルでの昼食や、映画鑑賞などの娯楽を取り入れて、過度なストレスを溜めこまないよう、生活に幅を持たせております。やはり集団生活にはこうしたリフレッシュする機会も重要だとGAIAでは考えております。